寒い時期は自転車のオーバーホールやパーツ交換のご依頼が多い季節でもあります。
今日はそんなメンテナンス作業の1コマをご紹介。
パーツ交換でお預かりしたロードバイクのブレーキキャリパーです。全体に汚れて動きが渋くなっています。お客様からのご依頼とは直接関係のない箇所ですが安全にも関わる大切なパーツなのでクリーニングしました。
まず使用したのがワコーズの『フォーミングマルチクリーナー』。ノンシリコーンタイプでパーツへの攻撃性も低いので幅広い箇所に安心して使用できます。
ブレーキキャリパーめがけて容赦なく発射! あっ、ホイールは外しておいた方が作業しやすいですよ。
フォーミングマルチの名の通り泡がモコモコと湧き上がりパーツを包みます。しばらく置いたら毛足の長いブラシなどを使って全体をゴシゴシお掃除します。
汚れの程度に応じて何度か泡まみれにして、最後はウェスでふき取ると・・・。
こんなにキレイになりました。
汚れが落ちたら、摺動箇所に粘度の低いオイルを適量注油します。
ウォークライド コンセプトストアではワコーズの『ラスペネ』を使用しています。
リターンスプリングに数滴。更にアームの奥に潜むローラーにも! 実はこのローラーの動きが悪くなって全体の動作を悪化させているマシンがとても多いです。
キャリパーの分解などはしていませんが、見違えるようにキレイになりました。
ブレーキを分解するのはリスクの伴う作業ですが、これならメカに自信の無い方にもチャレンジしていただけると思いますよ。